「脳卒中発症後に認知症」発症は26% なのに検査未実施ってなぜ?

シニアの暮らし

国立循環器病研究センターの全国調査によると、脳卒中を発症した患者に認知機能検査を行っている医療機関は、全体の半数以下にとどまっていることがわかった。

脳卒中と認知症との関連についての全国規模での調査は今回が初。調査は2018年7〜8月に実施されている。

 

認知症となる原因にはさまざまなものがありますが、中でも脳血管性認知症はアルツハイマー型やレビー小体型の認知症と並んで「三大認知症」と呼ばれ、患者数の多い認知症です。

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血といった脳卒中の発症により起こります。

脳血管性認知症の早期発見に有効とされている認知機能検査では、医療スタッフが患者に今日の日付を尋ねたり、単純な計算問題を出したりしながら、病後の様子をうかがいます。

ところが今回、こうした認知機能検査を脳卒中後の患者に行っている病院は5割に満たないことが、国立循環器病研究センターが行った調査によってわかりました。

調査は、脳卒中患者を治療した症例数が多い上位500の医療機関を対象に行われています(回答は165施設)。

同じ調査によると、脳卒中の発症後、26%の人に合併症として認知症が見られました。

上記のように、認知機能検査は決して大掛かりなものではありません。
これだけ脳卒中発症後に認知症を併発する患者が多いのであれば、早期発見のためにも、検査実施を徹底してほしいところですね。

ご家族の方も検査の有無とは別に、患者の日常生活をより注視してください。

 

 

 

記事提供:SILVER-LIFE新聞/Sonael